Webディレクターのたかりょー(@RyoooooTaka)です。
「個人でネットショップをはじめたい。売りたいものは大体決まったけど、仕入れ先を探している」
このような方に向けた記事をご用意しました。
この記事で書かれていること
・仕入れる際にポイントにすること
・仕入れる具体的な方法
仕入れとは?
ネットショップを運営するにあたって、「仕入れ」はもっとも大事。
なぜなら”売れるネットショップ”を作るには、”商品力”こそ重要ですし、その商品を決めるのが仕入れだからです。
さてそもそも仕入れとはなんでしょうか。
仕入れとは、商品を製造・販売するために、メーカーや卸業者から商品・原材料などを購入することです。
仕入れは流通における基本で、ネットショップ以外でも様々なモノの流れを考える上では重要な概念です。
商品を仕入る際におさえるべきポイントを解説!
ここではネットショップで売る商品を仕入れる際の重要なポイントを解説します。
どんな商品を売るのか?売りたいのか?
実はこれが一番大切です。
ネットショップは正しい手順を踏めば、簡単に誰でもはじめられます。
とはいえ売る商材は星の数ほどあります。
なので事前に“仕入れる商品=売りたい商品”を考えておかないと、「あれがいいのか?」「これがいいのか?」とただ商品を探すという、無駄な時間だけがすぎていきます。(実際の僕もそうでした)
だからこそ、まずネットショップをはじめる前に「何を売りたいのか?」と売る商品を明確にしておくべきです。
>商材を探す方法とは?
発掘商品ですか?
売る商品が決まったなら、一度、その商品が発掘商品なのかと問うてみてください。
つまり、その商品が他店舗で売られていないかどうかということです。
もしその商品が売られているのであれば、端的に“競合ショップ”が存在するわけで、そこと戦うときに価格や送料無料などのサービスで勝負しないと売り難くなります。
逆に売るのが発掘商品であればあるほど、商品的な差別化ができるので、その分売りやすさも格段にあがります。
利益がでる商品なのか?→仕入れ価格を考える
仕入れるときには当たり前ですが、“仕入れ価格”はめちゃくちゃ重要です。
なぜなら、商品を少しでも安い価格で仕入れて、商品一個あたりどれくらい利益が残せられるかを考えて値付けしないと、儲けがでないからですね。
なおその場合、掛け率という観点が大事です。
掛け率とは、簡単に言えば、販売価格(上代)に対する、仕入れ価格・卸値(下代)の割合のことです。
つまり、商品の定価に対して、何%の価格で仕入れるかを割合で表現するわけです。
例えば販売価格が1000円で6掛けなら、仕入れ価格600円(1000X0.6)といった具合です。
掛け率を知っておくことで、例えば1ヶ月の目標利益を決めて逆算することで、”どれくらい仕入れればいいのか=仕入れる量”も考えることができます。
仕入れる商品の納期
仕入れる商品の納期も確認しておくべきポイントです。
納期とは、お客さんが商品を注文してから手元に届くまでの期間のことです。
いつから商品の販売を実施するか等、具体的な日数が確定している場合は、そこから逆算し、前もってスケジュール感を考慮しておく事が大切です。
発注ロット数は?
ロットとは商品仕入れ単位のことです。
個人でネットショップをはじめる人ほど、仕入れる量は極力少なく管理したほうがいいです。
ただ仕入れるメーカーや卸によっては発注に必要な最低ロット数を決めている場合もあります。
例えば「〇〇個以上は仕入れてください」という条件であったり、もしくは「〇〇万円以上の購入」と購入金額を定めている場合もあります。
そのため、仕入れる際には事前に注文時の最低購入数を必ず確認しておきましょう。
支払う方法も確認しよう!
仕入れる商品の支払い方法も事前に確認しておくべきです。
今はクレジットカードがあればほぼ支払いはできるのですが、なかには銀行振込や代金引換という可能性もあります。
支払方法によって後払いなのか前払いなのかといった支払うタイミングも異なってきます。
どこで仕入れるのか、仕入れ先を考える
売る商品が決まっていたら、どこで仕入れるのかも考えます。
方法としては例えばある商品があったとして、その製造元に直接連絡して、卸価格で購入が可能か、またネットショップで売っていいかを聞く方法があります。
また最近ではネットに卸サイトがたくさんあり、サイトに登録しさえすれば、仕入れることもできます。
掲載の注意事項を確認しておく
この点はとくに仕入れサイトを利用する際にはおさえておきましょう。
なぜなら商品によっては掲載し方などの決まりごとがある可能性もあります。
例えば写真の掲載方法や転載自体は可能かなど。
もし分からない点があれば直接製造元や販売元に確認するのをおすすめします。
ネットショップの仕入れ方法は5つあります。
ネットショップの成功の鍵となるのは、仕入れというのは理解してもらえたと思います。
この章では具体的にどうやって仕入れるのか、その方法を解説していきたいと思います。
ネットの仕入先から商品を選ぶ
今はネットで簡単に仕入れることができるようになりました。
個人でネットショップをはじめる場合はまず最初の選択肢として考えるべきです。
理由としては、ネットですからPCやスマホがあれば手軽に商品を探せますし、興味があればすぐに商品を仕入れることができるからです。
また様々なジャンルに対応しており、アパレル、雑貨、家具、家電、食品など様々な分野からの仕入れが可能で、発注単位も1点から仕入れることもできます。
国内仕入れサイトでは
・NETSEA(ネッシー)
・TopSeller(トップセラー)→株式会社もしもが運営
が有名です。
また海外仕入れサイトでは
Alibaba(アリババ)
淘宝(タオバオ)
なら聞いたことがあるでしょう。
注意点として仕入先サイトには、個人事業主や法人でないとそもそもサービスを利用できない、また月額の会費を払う必要もあります。
実店舗から仕入れる
直接店舗から仕入れるという方法もあります。
例えばよく通う個人店や気になっていた商店に「この商品を売れたらなあ」と思っている商品はありませんか?
下記の身近なショップで巡りながら売れそうな商品がないか探してみるのも手です。
・リサイクルショップ
・フリーマーケット
・ディスカウントショップ
・家電量販店
・ホームセンター
また海外まで足を運び、現地で安く買い物をして、自分のショップで高く売る方法もあります。
展示会や見本市(ギフトショー)に出向く
東京や大阪、名古屋などの都市では、定期的に展示会が開催されます。
展示会では商品を実際に見たり、サンプルを入手したりできます。
展示会や見本市にいくメリットは、その場所で魅力的な仕入れ商品をみつけて、売れるようになれば、それはすなわち、周りのショップとの差別化がはかれていますよね。
というのも、ネットは手軽に商品が探せるといった反面、誰でもできてみんなが集まるわけなので大同小異似たような商材しかないからです。
つまり他のライバルがさける展示会へ、みずから足を使っておもむいて、良い商材をみつける。
またメーカーや同業者と顔見知りになれるのもよいです。
かならず名刺をもっていくようにしましょう。
誰でも「足」を使えばできることなので、ハードルとしては低いです。
目当てのジャンルのエリアに行けば、探していた仕入れ先に出会うかもしれません。
クリエイターなど個人から仕入れる
今や趣味も兼ねて雑貨などを作ってネット販売する主婦も増えています。
ただただ趣味でやりたいだけで稼ごうとあまり思っていない人もいますので、上手く交渉して仕入れることも出来ます。
製造メーカーから仕入れる
個人事業主では難しいかもしれませんが、メーカーから仕入れるのもありです。
ただある程度、大量発注が必須という会社もあるので、門前払いされる可能性も十分あります。
メーカーのなかには小ロットからでも受け付けている会社もあります。
メーカーから仕入れるメリットとしては、「安定的に在庫を持てる」という点です。
インターネットなどで販売元を調べて、電話やメールなどで問い合わせをしてみましょう。
こんな仕入れ方法もあります!【番外編】
下記にて、ちょっと特殊?な仕入れ方法についても紹介しますね。
BASEの受注生産で
ネットショップサービス「BASE」には、オジリナルアイテム作成・販売できるオプション機能があります。
具体的にはキーホルダーやトートバッグ、Tシャツなどのオリジナルグッズを受注生産し、BASEのショップ上で販売するシステムです。
さらに仕入代や作成料金もすべて売れるまでは無料です。もし商品が売れたら、製造した工場がつくって配送までしてくれます。
ドロップシッピング
ドロップシッピングは「無在庫販売」とも呼ばれていて、手元に仕入れ資金がない方向けに、商品を仕入れず無在庫で商品を販売できます。
ドロップシッピングの仕組みは、お客さんから注文された時点で、卸業者やメーカーから商品を直送してもらえます。
ドロップシッピングとは「無在庫転売」とも呼ばれており、商品在庫を持たずにネットショップを運営する方法です。
販売価格に関しても、卸値に対して、利益率なども自由に考えることもできます。
また商品の掲載画像ももらえることだってできます。