こんにちは、集客デザインです。
今回は、エステサロン経営者(とくに個人経営)で、『チラシ集客を成功させたい!』そんな方におすすめの記事になっています。
とはいえ、エステサロンって定義がすごく曖昧ですよね。
一応、この記事は、マッサージサロン(フェイシャル、足、腕等)、痩身、脱毛、オイルマッサージ、カイロプラクティック、ニキビ専門、美肌など、全てのエステサロンに共通する内容のお話をしています。
なので「うちもエステサロンだよ!」って方には、役立つ情報が書かれていると思います。お時間があるかたはぜひ読んでくださいね。
この記事で書かれていること
- エステサロンのチラシで集客はできるのか。
- エステサロンのチラシで集客するために必要な基礎知識。
- チラシ以前に、エステサロンがなければならない大前提のこと。
それでは記事に入ってまいりましょう。
実際のところ、エステサロンのチラシって集客効果はあるの?
結論、集客効果はあると言えます。
ただし、大手ポータルサイトやホームページよりも、反響率は格段に低いです。(厳しい言い方ですが、10000枚出して、1件お問い合わせがあるかないかの世界なんです。)
とはいっても、集客に必要な要素を詰め込んだチラシを作成して、10倍や20倍ほどお問い合わせ増加に繋がっているエステサロンもあるのも事実です。
結論:チラシ集客を成功させたい→多くを狙わず、“小”を狙え!
これは、『訴求するサービス内容』をグッと絞るということです。なぜなら、チラシの場合は、無駄にサービス内容が豊富すぎると、読者は読み気が失せます。
フェイシャルならフェイシャル、オイルマッサージならオイルマッサージ。このように訴求するサービスを限定する。そして、その悩みをもつお客さんに対して、いかに興味を喚起するのか。ここが勝負の分かれ目です。
反対に、ポータルサイトやホームページは、ネットを介するのでリーチが広くなる分、バリエーション豊富なサービスを訴求しても良いです。
このように、『Web』と『チラシ』とで集客の仕方の住み分けをしっかりすることで、新規顧客をより獲得しやすくなります。
エステサロンのチラシで集客する5つの基礎知識
早速、集客に必要な基礎知識をご紹介していきたいと思います。
以下はあくまで基礎知識なので、明日からでも応用できるほど簡単です。なので、ぜひこれを機に活用して、チラシ集客に繋げてみてください。
どんなお客さんに来てもらいたいか明確にする
この点は、チラシ集客するなら基本中の基本ですよね。でも以外にターゲットが明確にできてなくて、「どの層に狙ってるチラシなの?」と言いたくなるチラシもあったりします。
ここでポイントなのが、ターゲットは厳密に定義しなくても良いです。例えば、以下の特性は、最低限チラシを作る前に考えておいてください。
①何歳?
②性別は?
③住んでいる地域は?(近隣か、県内全域か)
④収入は?
⑤職業は?(社会人か、学生か)
⑥どんなライフスタイルを送っているか?(子供がいる?未婚?)
この中でもとくに、①の何歳、②の性別、⑤の職業が大切です。なぜなら、チラシの訴求内容(とくに価格面・キャンペーン率)、言葉の選択、デザインテイストに大きく影響するからです。
これらを皆さんの顧客の理想像として掴んでから、チラシ集客に進みましょう。
ターゲットの“悩み”を起点に、ウリのサービスを1〜3に絞る
たまにエステサロンのチラシで、「当サロンのサービスはこれと、これと、これがあって、さらに、これも、これも、これも人気のサービスなんです!」と書かれたチラシを見ますが、これは完全に失敗です。
なぜなら、そんなチラシをお客さんは読みたくないからです。そもそも、エステサロンのチラシは、「さあ!読むぞ!何が書いてあるかな〜」と、積極的に読む人は稀です。
そのため、先ほど定めたターゲットを起点に、「そのターゲットがどんな悩みをもっているか?」を考え、その悩みを解決する1〜3ほどのサービスのみを訴求するようにしてください。
例えば、以下の脱毛チラシは、ターゲットも、施術サービス限定も、しっかりできていますね。
出典:カスタネット
お試しキャンペーンや期間限定キャンペーンで惹きつける
どのチラシでもいえることですが『キャンペーン』は強いです。なぜならお客さん側の視点に立つと、キャンペーンが来店する理由になるからです。
以下に“集客”=人を集める上で、とってもとっても、重要なことを言います。(これだけは覚えて帰ってください。)
●お客さんが友達に紹介されたエステサロンに行くのは、
→『友達に紹介してもらった』という理由があるから。
●お客さんが口コミでいい評価のエステサロンに行くのは、
→『『口コミがいい』という理由があるから。
●お客さんが地域で有名なエステサロンに行くのは、
→『『地域で有名な』という理由があるから。
このようにお客さんは、来店する『きっかけ』や『動機』や『理由』がなければ、まずお店にいく行動をとることは決してありません。
そのため、キャンペーンという『理由』をこちら側が作ってあげると、お客さんは『期間限定で安いし、お試しできるなら行ってみようかな?』という、理由になるので、必然的に集客に繋がるのです。
イメージ戦略で、“あたかも”エステサロンに行った気分にさせる
イメージ戦略とは、例えば次のようなものがあります。
●チラシに、ビフォーアフターの写真を載せる。
●チラシに、店内の雰囲気がわかる写真を載せる。
●チラシに、実際の施術している写真を載せる。
●チラシに、ターゲットと同じ年齢層の女性が喜ぶ写真を載せる。
ではなぜイメージ戦略が有効かというと、エステサロンは“美”に関わるサービスからです。つまり、美とはそもそも『視覚的なイメージ』が先行しやすい分野なので、イメージ戦略がものすごく効きます。
(なお、このイメージ戦略は飲食系サービスもそうですし、ファンション分野にも応用できる考え方です)
そのため、エステサロンのチラシにおいても、視覚的なイメージ情報を提供し、“あたかも”そのお店に行った気分にさせることが大切なのです。
悩みを解決してあげる内容。「このお店に任せれば・・・」と思わせる。
以下のチラシを見てください。
出典:幸せサロン育成塾
このチラシを一目見ただけで、『ダイエットに悩んでいる』方に向けたチラシだと分かりますよね?
さらに『身体を絞りたいな〜』という悩みに対して、こんな方におすすめという形で、いくつかのセクションに区別して、分かりやすく情報をまとめてあります。
このように、伝えたい情報を、綺麗に整理してあげて、読み手が興味をもつような内容を入れてあげるだけで、グッと集客効果が上がる結果になります。
おまけ:エステサロンのチラシを作る前に。皆さんはこの大前提、知ってますか?
さて、ここまでエステサロンチラシの作り方の基礎知識をご紹介してきました。
最後に、せっかくなので『これだけは、おさえておかないとチラシ集客さえできませんよ』っていう重要なことをお話しておきたいと思います。
皆さんのお店は、どんな“サービス価値”を持っていますか?
サービス価値とは、以下のような、目に見えないものです。
●はじめて利用したけど、カウンセリングのとき説明がとても丁寧で満足できました。
●店内の雰囲気がとても落ち着いて、のんびりしたひと時が過ごせた。
●施術中も、プライベートな会話しながら、悩み相談ものってくれて嬉しかった。
●悩みやコンプレックスを相談するなら、このお店しかない!ってそう思いました。
エステサロンは、そもそも不動産や自動車、内装外装屋とは違って、商品を介して、サービスを提供するわけではありません。つねに「お客さん=対人」に“直接”サービスを提供する仕事です。
そのため、目に見えない心配りや思いやり等を、サービス価値=付加価値としてお客さんに提供しなければ、どれだけ良いチラシを、その後の長い経営に繋がることはありません。
例:ハイレベルな施術はもちろん。でもそこにプラスαを。
サービス価値と聞いてもイマイチにピンとこない方もおられることでしょうから、一つ例をあげておきます。
私は職業柄、エステサロンの経営者の方々と、これまで直接お話する機会が何度かあり、その中で、ある経営者様がこんなことをおっしゃっていました。
うちは“感動接客”というサービスを全社を通して徹底しています。
感動接客とは、お客さんに接客の際、エステのプロフェッショナルとして、身だしなみ、所作を徹底し、お客さんが日常生活で溜まっている様々な悩みを、エステサロンでの会話を通して、洗い流し、“心のケア”をしていくサポートをすることです。
このように、エステサロンを経営している以上、施術はハイレベルであることは当然必要ですが、『プラスα』の価値をお客さんに提供できるか。この点が集客できるかどうかの境目になるのです。
まとめ:エステサロンのチラシは集客できる!
最後に今回ご紹介したことを大切な部分をまとめます。
- チラシ集客を成功させたいなら、多くを狙わず、“小”を狙う。
- どんなお客さんに来てもらいたいか明確にする。
- ターゲットの“悩み”を起点に、ウリのサービスを1〜3に絞る。
- お試しキャンペーンや期間限定キャンペーンで惹きつける。
- イメージ戦略で、“あたかも”エステサロンに行った気分にさせる
- 自社独自の“サービス価値”をもつ。
- ハイレベルな施術×プラスαで選べれるお店へ。
チラシ集客の反響率は少ないとはいえ、何もしなければ集客アップには繋がりません。
皆さんもぜひ上記の要素を取り入れて、人気エステサロンに生まれ変わってくださいね。