こんにちは、集客デザインです。
今回は、バイラルマーケティングについて解説していきますね。
という疑問や要望に答えていく内容になっています。
バイラルマーケティングとは?
バイラルマーケティング(Viral marketing)とは、企業商品やサービスなどの口コミを戦略的に広め、不特定多数のユーザーを獲得するマーケティング手法です。
バイラルは「Viral=ウイルスの、ウイルス性の」という意味の形容詞で、口コミがまるで『ウイルス感染のように拡散する』そんな様子から名付けられました。
今はSNSを活用すれば、口コミは人から人へとあっという間に“情報”として広がります。
だから戦略的にバイラルマーケティングを行なっていけば、より多くのユーザーに“伝えたい情報”を届けることができるのです。
バズマーケティングとバイラルマーケティングの違いは?
口コミを広める方法といえば、『バズマーケティング』という手法もあります。
バズマーケティングバイラルマーケティングの違いは以下の通りです。
■バズマーケティング→人々が興味をもち、関心を引くインパクトの強い表現で話題化する=短期的な効果
■バイラルマーケティング→戦略的・意図的に話題を伝播させ“常態化”させる=長期的な効果
とはいえ、現在両者の違いに明確にして、定義されているわけではないことも覚えておいてください。
バイラルマーケティングの3つのポイント
それではバイラルマーケティングの特徴をみていきましょうか。
01.低コストで効率的なマーケティング施策
02.口コミが自然に広がれば効果が高い
03.個人の発信が強い影響力をもつ
以下に3つそれぞれ詳しく説明していきますね。
ポイント01.低コストで効率的なマーケティング施策→認知度アップに貢献
一般的にプロモーション等で認知層を拡大したり、商品・サービスの興味喚起を行ったりする際には、不特定多数にWeb広告を打ったり、SEOをふまえたホームページをつくったりする施策が多いです。
ところがこの手法は基本的にどれも数十万〜数百万かかって、もし予算がない企業の場合はなかなか手が出せません。
その点、バイラルマーケティングは、TwiterやFacebookなどで「いいね」や「シェア」あるいは、他のSNSにシェアしていくことで、利用者のポジティブな口コミから購買へ繋げることもできます。
口コミは商品やサービス、店舗の『信頼指標』とも言えるので、口コミが多ければ多いほど、結果的に売上もアップします。
ポイント02.口コミが自然に広がれば効果が高い
バイラルマーケティングは、たとえ戦略的・意図的な狙いで口コミを広げる目的でも、ユーザーに『自然』と感じてもらうことが大切です。
なぜなら、自然であるほうがユーザーは「この口コミを誰かに紹介したい・共有したい」という自発性が生まれ、口コミによる周囲への影響が高くなるからです。
自然な口コミが分かりにくければ、企業の宣伝色の強いメッセージではなく、身近な人や信頼できる人の宣伝だと思ってください。
自然な口コミが広がれば、その分拡散性も高くなり、家族や友人、趣味・ビジネスの知人、同僚たちが『like』で共有された情報に対して
「えっ?このサービスってなに?」
「〇〇さんがいいねしてるくらいだからいいサービスなんだろうな」
と、購買(Action)まで行動を起こしてもらえる可能性だってあるわけです。
ポイント03.個人の発信が強い影響力をもつ
バイラルマーケティングを実施する上で、以下の力関係をはっきりしておいたほうがいいです。
ユーザー>企業
実はSNSの口コミというのは、企業がコントロールすることは基本的に不可能です。
これは裏を返せば、ユーザー個人の発信力が強いと言い換えることができますよね。
だからこそ、他のユーザーは何か購入に迷っている商品やサービスがある場合、自分と近い人(知人・親族)やその分野に精通している(著名人、ブロガー、ビジネスマン)が個人で発信している口コミを参照するのです。
つまり、個人発信の口コミは、商品購入の意志決定に大きな影響を及ぼしており、極論、
購入の“決め手”となる判断材料
と考えても良いわけです。
バイラルマーケティングがなぜ昨今注目があるのか。それは個人の発信が強い影響力を持つようになったからと言えるのです。
バイラルマーケティングの種類
バイラルマーケティングは、
■1次的バイラルマーケティング
■2次的バイラルマーケティング
この2種類に大きく分けられます。それぞれ解説していきますね。
1次的バイラルマーケティング
一次的バイラルマーケティングとは、一言で“自然発生的に口コミを広げる手法”です。
具体的には、ユーザーに対して、魅力的な商品やサービス、投稿企画などを提供することで、「知人に思わず紹介したくなる!」=「自発的に宣伝したくなる!」そんな仕掛けをつくっていきます。
そのため、一次的バイラルマーケティングは
1.商品自体に魅力がある(人に伝えたくなる、クオリティが高いなど)
2.魅力をしっかりと伝える仕組みを作る(口コミサイトをつくるなど)
この2要素があってはじめて成功します。
2次的バイラルマーケティング
2次的バイラルマーケティングとは、ユーザーに友達紹介キャンペーンなどインセンティブを与えて、その代わりに口コミを拡散してもらう手法です。
そのため、『故意的・意図的』な拡散方法だと思ってください。
インセンティブとは、例えば、友達紹介でポイント付与、サンプル提供や無料商品体験などが挙げられます。
バイラルマーケティングの事例をご紹介!
それではバイラルマーケティングの事例を以下にご紹介していきましょう。
事例01.6secShop/6秒商店
事例02.銀座ダイヤモンドシライシ
以下で事例を解説していきますね。
事例01.6secShop/6秒商店
魔法の力に見えるワイヤレス充電器をつくりました #6秒商店 pic.twitter.com/JhVxLd2B0W
— 6secShop/6秒商店 (@6sec_shop) September 28, 2018
6秒で欲しくなる雑貨専門店の6sec Shop(6秒商店)さんのTwitter動画です。
商品としては、スマホを置くと掘られた魔法陣が光り出すワイヤレス充電器。
これがどれほど人気のあるコンテンツかというと、、、
■リツイート数→269000
■いいね数→613000
■動画再生数→16438000
と驚異的な数字を残しています。
ただ注意が必要なのは、上記の雑貨は実際に売っていない“コンセプト”です。
とはいえ、面白い・共有したくなるコンテンツを発信し、これほど人気が出ているので、『企業の認知度はアップ』は確実に成功しています。
そのため、バイラルマーケティング的には大成功の事例といえます。
事例02.銀座ダイヤモンドシライシ
銀座ダイヤモンドシライシのブランドムービーですが、ユーザーの口コミを呼び起こしている点で、バイラルマーケティングの一つといってよいでしょう。
なお、動画はなんと、日本映画界のトップランナーとして今も人気の高い行定勲が監督+演出をした作品。
まるで短編映画のように見応えがあって、心打たれる作品となっています。
上記の動画は、CM+youtubeどちらにも流されており、youtubeにいたっては視聴回数340万を超えており、感動あふれるコンテンツに仕上がって人気があります。
YouTube見てたら広告が流れてきたんだけどこれは泣いたわ。。。
「今日って何の日だっけ…」はやばい。行定勲監督作品 ブランドムービーフルバージョン「彼は走っている」篇【銀座ダイヤモンドシライシ】 https://t.co/nzVLo32TB8 via @YouTube
— みっきー (@mikkie_myk) September 22, 2018
まるで180秒の短編映画!行定勲監督、三浦貴大&土村芳出演「銀座ダイヤモンドシライシ」長尺CM https://t.co/eX2bhT8pVU @YouTubeより
りとるん groove♫
音楽の合間に流すCMだと思って見てみてください。
こんなシチュエーション 素敵だなって思って。。
よかったら是非 ご覧くださいね(*´꒳`*) pic.twitter.com/uCKAyMsalN— little (@little_scx64) November 3, 2019
上記の口コミにあるように、やはりストーリ性がある動画は感動を呼びやすく、人気も高くなります。
だからこそ、銀座ダイヤモンドシライシの認知度やブランドアップにも寄与していくわけです。
なお、2019/10/29には「紙の指輪」篇がWEB限定で公開されています。
【方法】バイラルマーケティングを始めるなら?
続いて、バイラルマーケティングの手法について以下で説明していきますね。
■なにを発信するのかを決める(コンテンツ選定)
■誰に発信していくのかを決める(ターゲット選定)
■どう発信するか決める(媒体選定)
それぞれ詳しく説明していきますね。
なにを発信するのかを決める(コンテンツ選定)
口コミを拡散させるには、商品・サービスのクオリティや魅力の高さはもちろんのこと、ユーザーが触れる動画や画像等のコンテンツ自体の面白さも必要となってきます。
そのため、どの商品を、どんなコンテンツで発信していくのかをまず考えなければなりません。
そのとき、大切となってくるのが、
1.思わずシェアしたくなる(=共感)
2.インパクトや意外性がある
3.オリジナル性がある
この3つの要素です。
拡散されやすい特徴をしっかり掴んだコンテンツを作りましょう。
誰に発信していくのかを決める(ターゲット選定)
バイラルマーケティングでは、
商品・サービスのターゲット層=購入してほしいユーザー
を明確にしてから行うようにしましょう。
なぜなら、設定ターゲットに向けたコンテンツを制作したほうが、『認知拡大』や『潜在ユーザーへのアプローチ』の効果が大きく出るからです。
例えば、解体業社が採用で20代〜30代女性の中途を取りたいという目的に対して、動画でアプローチをかける場合。
登場人物が男だけで、かっこよく解体するストーリーの動画をつくっても、女性層にはほぼ響かないと言って良いです。
反対に解体業界で、“女性”が男性に劣らず、楽しくキャリアを積んでいる姿を描くコンテンツ、かつ、ユーザーの共感や注目を集める内容になっていれば、バイラルが生まれる可能性が高まります。
どう発信するか決める(媒体選定)
もしバイラルマーケティングを始めるなら、まずはSNS、Youtubeを利用するのが基本になります。
なぜなら、どちらも
■ユーザーからユーザーへと拡散させやすい機能を備えている
■認知層にアプローチしやすい
■商品ページとSNSを連携させて、ボタン一つで知人に紹介できる仕組みがある
媒体だからです。
ただし、動画制作はSNSよりも費用がかかるというデメリットもあるので、コストを抑えるなら、SNSの運用からスタートするのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
以下に今回の記事についてまとめておきますね。
バイラルマーケティングとは?=商品やサービスの口コミを意図的に発生させ、消費者に宣伝し、利用者を増やすマーケティング戦略。
→バズマーケティングとバイラルマーケティングの違い
バイラルマーケティングの3つのポイント
→ポイント01.低コストで効率的なマーケティング施策→認知度アップに貢献
→ポイント02.口コミが自然に広がれば効果が高い
→ポイント03.個人の発信が強い影響力をもつ
バイラルマーケティングの種類
→1次的バイラルマーケティング
→2次的バイラルマーケティング
バイラルマーケティングの事例をご紹介!
→事例01.6secShop/6秒商店
→事例02.銀座ダイヤモンドシライシ
【方法】バイラルマーケティングを始めるなら?
→なにを発信するのかを決める(コンテンツ選定)
→誰に発信していくのかを決める(ターゲット選定)
→どう発信するか決める(媒体選定)
【相談内容02】バイラルマーケティングの事例が知りたい!