コーズリレーテッドマーケティングを簡単に説明するよ【事例あり】

こんにちは集客デザインです。

相談者

・コーズリレーテッドマーケティングってなに?
・コーズリレーテッドマーケティングをするメリットが知りたい!
・コーズリレーテッドマーケティングの事例も知りたい!

この記事では、こんな疑問や要望を解決していきますね。

集客デザイン編集部
今回は、フィリップコトラーが提唱したコーズリレーテッドマーケティングについて説明していきますね。基礎知識はもちろんですが、特徴やメリット、事例などさまざまな角度から深掘りしていきますね。

コーズリレーテッドマーケティングとは?

コーズリレーテッドマーケティングとは、商品やサービスを提供したときに、環境保全などの社会貢献に積極的に結び付けるマーケティング手法のことです。

具体例をあげれば

「〇〇の商品が10個売れたら、森林を1本植えます」

といったキャンペーンです。

このように企業の売上の一部が、福祉活動や非営利組織などの寄付や支援に充てられるように仕掛けを作っていくのです。

なお、コーズリレーテッドマーケティングを英語で書くとCause Related Marketingとなり、

Cause→社会的な大義(信条・福利)

Related→関連した

Marketing→マーケティング

といった意味になります。

コーズリレーテッドマーケティングの特徴

それでは、 コーズリレーテッドマーケティングの特徴をご紹介しましょう。

・慈善事業ではない

・事業活動の課題と社会的課題の両方を解決する

・プレイヤーそれぞれが有益

一つずつ説明していきますね。

慈善事業ではない

コーズリレーテッドマーケティングは、見返りを求めない“慈善事業”ではないというところに特徴があります。

なので、社会奉仕活動を通じた、一種のプロモーション活動といえます。

つまり、

社会貢献×マーケティング=企業利益向上を目指す

になるわけです。

そのため、福祉、都市化、貧困などの課題を解決しようと取り組む企業は、以下のような目的があるのです。

・認知度アップ

・ブランドイメージを構築(or強化)

・サービスの販売

・収益アップ

もしみなさんがコーズリレーテッドマーケティングを実施するなら、社会貢献活動を通じて、何を達成したいのかと“最終的な目的”を立てましょう。

『事業活動』と『社会的な課題』の解決を目指す

とはいえ、コーズリレーテッドマーケティングは『善意を利用した活動』ではありません。

あくまで、

『事業活動の課題』と『社会的な課題』の接点に全ての活動は発生する

ことは覚えておいてください。(つまり営利のみの目的では決してありません。)

そして、企業として最も理想的な形は、事業×社会両方の課題を解決できるWinWinの関係を作り上げることです。

プレイヤーそれぞれが有益

コーズリレーテッドマーケティングは大きく分けて3つのプレイヤーが存在します。

・商品サービスを提供する企業

・商品サービスを購入する消費者

・寄付を受けるNPO等

実はコーズリレーテッドマーケティングはそれぞれのプレイヤーにとって有益なのです。

例えば、「少子化を解決に向けた寄付活動を企業とNPOが組んで実施したとしましょう」

すると、

企業→少子化に取り組む=ブランドイメージ向上

消費者→少子化問題への寄付=心的な満足する

NPO→寄付を受ける=寄附金で他の活動に

と直接的・間接的という違いはあれ、3プレイヤーが利益を教授できるわけです。

コーズリレーテッドマーケティングのメリット

続いて、コーズリレーテッドマーケティングのメリットについてお話しましょう。

01.社会貢献→企業利益向上につながる

02.自社のブランド価値を底上げできる

03.インナーブランディングに繋がる

3つを具体的に説明していきますね。

01.社会貢献→企業利益向上につながる

社会貢献活動に参画するわけですから、当然、社会への貢献度は高くなります。

企業はあくまで社会があってこそ成立します。

なので社会貢献をした結果、消費者や社会へのエンゲージメントを高められれば、必然的に、企業利益向上にも繋がります。

02.自社のブランド価値を底上げできる

例えば、ある社会的な課題(地震や病気等)が発生。

企業がその課題に対して問題意識をもち、自社商品・サービスを結びつけた貢献型のキャンペーンを打ったとしましょう。

もし消費者が貢献型のキャンペーンに賛同や共感を示したら、企業のメッセージや価値をより世の中に普及することができますよね。

このようにコーズリレーテッドマーケティングは、積極的な社会貢献により、ブランド価値を底上げすることができるわけです。

03.インナーブランディングに繋がる

社会的な意義が高めれば、従業員のモチベーションアップにも繋がります。

なぜなら、社会の貢献度が高い企業に勤める=自社に対する“誇り”が芽生えるからです。

その誇りが、企業の求心力として働けば、

・社員のエンゲージメントアップ

・離職率アップ

・生産性アップ

などにも繋がります。

つまり、コーズリレーテッドマーケティングで、企業の社会的な存在意義を構築することで、インナーブランディングも同時に行えるわけです。

コーズリレーテッドマーケティングの事例

最後に、コーズリレーテッドマーケティングの具体的な事例を解説しますね。

事例01.スポGOMI

事例02.『あなたのお買い物で、世界に笑顔を』キャンペーン

事例03.ピンクリボン活動

事例04.more trees

事例4つを詳しくみていきますね。

事例01.『スポGOMI』

スポGOMIは(スポーツごみ拾い)は、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが公式ルールを作って、管理・保有しているものです。

具体的には、これまでのゴミ拾いに「スポーツの要素」を取り入れて、「競技として社会貢献する」という全く新しいジャンルの取り組みになります。

スポGOMIと呼ばれるくらいですから、もちろん、れっきとしたスポーツです。

大会当日は

・開会式

・準備運動

・作戦タイム

・選手宣誓

・「ゴミ拾いはスポーツだ」の掛け声

・競技

・集計

・結果発表

という手順を踏んで競技にのぞみます。

スポGOMIは、スポーツとして娯楽性のエッセンスも取り入れつつも、“達成感”を感じて活動できる「社会貢献型スポーツ」なのです。

事例02.『あなたのお買い物で、世界に笑顔を』キャンペーン

一般消費財メーカーであるP&Gが、2004年より展開している「安全な飲み水を 世界中の子どもへ」というグローバル活動を、スーパーマーケットチェーン西友と協働で実施するキャンペーンです。

具体的には

1.西友店舗にて購入したP&G製品1点につき、1日分の安全な飲み水を開発途上国へ寄付

2.同じ日に西友店舗でP&G製品を税込500円以上購入すると、「フェアトレード商品1万円ギフト10名様」や「親子へ贈る感謝セット200名様」が当たる

3.応募に外れた方のなかから3人に1人に「ジョイコンパクト モルディブウォーターの香り」をプレゼント

といったキャンペーンを実施していました。

『あなたのお買い物で、世界に笑顔を』は、「安全な飲み水が十分に手に入らない」という世界的な問題を解決する、社会的な貢献活動なのです。

事例03.ピンクリボン活動

ピンクリボン活動は『乳がん撲滅』のための活動です。

企業や法人は、認定NPO法人J.POSHを通じて、

オフィシャルサポーター→営利を目的とした企業・法人など各種団体

オフィシャルパートナー→営利を目的としない患者会・協会・組合などの各種団体

として登録します。

以下がピンクリボン運動に参加している企業・法人です。

・東京海上日動あんしん生命保険株式会社

・医療法人医誠会

・株式会社ヤクルト本社

・朝日生命保険相互会社

・りそな銀行

・日本生活協同組合連合会

・日本製紙株式会社

ピンクリボン活動もコーズリレーテッドマーケティングの事例の一つです。

事例04.more trees

more treesはミュージシャンの坂本龍一をはじめ、細野晴臣、高橋幸宏、中沢新一、桑原茂一の5名が発起人となって設立した、一般社団法人の森林保全団体です。

一般社団法人とは?
一般社団法人とは、ある目的を持って設立された非営利法人のこと。非営利とは、団体や企業が利益を上げても剰余金の分配はしないことを意味します。根拠づけとしては”一般社団法人及び一般財団法人に関する法律”に基づきます。なお、次の目的は含まれません。1.営利目的2.違法・無効な目的3.目的が記載が曖昧なもの

more treesの具体的な取り組みとしては、

■コミュニティと連携して、森林保全を進める“more treesの森”の展開

■森の恵みを生かしたオリジナルプロダクトの企画・開発

■イベントやワークショップを通じた森の恵みの価値や魅力を伝える

などを行なっています。

森林保全団体といえば、“伐採しない”が前面に出てきますが、more treesの場合、

■木を育てること

■木を手入れすること

■木を適切に伐採すること

■木を素材として有効活用すること

などさまざまな切り口からの保全活動を行なっています。

コーズリレーテッドマーケティングとしては、企業とコラボし、オリジナルプロダクトやサービスを企画販売したり、イベントやワークショップを実施したりしています。

そして、more treesやNPO団体に

・プロダクトやサービスの売上に応じた寄付

・社会貢献活動を通じた寄付

します。

企業間コラボの事例としては、

TOUCH WOOD SH-08C(NTTドコモ)

Web約款の導入とと連動した寄付の取り組み(あいおいニッセイ同和損保様)

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はコーズリレーテッドマーケティングについて説明しました。

以下に今回お話した内容を復習しておきましょう。

コーズリレーテッドマーケティングとは?
→売上で得た利益の一部を、社会貢献事業を行うNPOなどの組織に寄付する活動

コーズリレーテッドマーケティングの特徴
→慈善事業ではない
→『事業活動』と『社会的な課題』の解決を目指す
→プレイヤーそれぞれが有益

コーズリレーテッドマーケティングのメリット
→01.社会貢献→企業利益向上につながる
→02.自社のブランド価値を底上げできる
→03.インナーブランディングに繋がる

コーズリレーテッドマーケティングのメリット
→事例01.スポGOMI
→事例02.『あなたのお買い物で、世界に笑顔を』キャンペーン
→事例03.ピンクリボン活動
事例04.more trees

集客デザイン編集部
コーズリレーテッドマーケティングは環境保全や森林伐採など社会的な問題を解決するための慈善活動ではありません。あくまで社会貢献という取り組みを通じて、マーケティングをしていく方法です。認知力アップ、ブランド力アップ、販促力アップなど、具体的な目的を立てた上で実施していく必要があります。




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