こんにちは。集客デザインです。
今回は学習塾の集客、とくに個人学習塾の経営に携わっている担当者様に向けての記事になっています。
こんな悩みに答えている記事になっているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
【初歩】学習塾の集客で重要なポイントとは?
学習塾は、経営という観点から考えると、“生徒数”がもっとも重要な要素になります。
なぜなら、どれだけ優秀な先生を大勢抱えている学習塾でも、生徒がいない学習塾(=集客できていない塾)の場合、そもそも教える生徒がいないわけですから、経営すること自体が難しくなるからですよね。
では、どのように学習塾は集客していけば良いのか。それにはまず大前提となる3つの必須事項があります。それを順にご紹介していきますね。
皆さんのつくりたい学習塾=理想の学習塾はなんですか?
「学習塾の集客がうまくいっていない・・・」そのような問題を抱えている学習塾の場合、この大きな原因となるのが、自身が『理想の塾像』をうまく掴みきれていないから、だと言えます。
では具体的に『つくりたい学習塾』とはどういうことか。以下の質問に答えてみてください。
・入塾してほしい理想の塾生のイメージはついていますか?
・皆さんの学習塾に向いている塾生はどのようなタイプですか?
・生徒や親御さんに、どのような理由(例えば成績アップ)で学習塾を選んでもらいたいですか?
・自分の学習塾で売りとなるものor売りにしていきたいことはいくつありますか?
・学習塾全体で何名の塾生を集めることが理想ですか?
・皆さんの学習塾と他の学習塾との違いをどうつくっていきたいですか?
・将来はどのような学習塾になっていてほしいですか?
このように、学習塾を経営していく上で、『つくりたい学習塾』=『理想の学習塾』を先にイメージ化したほうが、集客がスムーズにいくようになります。
なぜなら、漠然としたまま経営を進めていくよりも、理想=ゴールが明確になっていたほうが、スムーズに経営を進めていくことができるからです。
学習塾が選ばれる理由→“成績UP”だけがすべてではない
学習塾の経営者で勘違いされている方のなかには、『成績UPこそすべて』であるという認識なんです。
もちろん、成績UPも学習塾が選ばれる理由の上位にくるでしょうが、それ以上に、「子どもの性格に合っているかが大切!」というアンケート結果も出ています。(参考:「塾の選び方」に対する意識・実態調査(高校生・大学生の保護者対象))
また、集団の学習塾と個別の学習塾によっても、入塾する決め手には、違いがあることもあります。
集団の学習塾では、「合格実績」が大きな決め手材料になっているところが、個人の学習塾は、「通いやすさ」や「教室の雰囲気」が大切であるというアンケート結果も出ています。(参考:中学受験、志望校合格に近づく塾選びのポイント!)
このように、成績UPだけを意識するのではなく、その他の「カリキュラム」や「先生の指導」、「学習環境」等も充実させていくのが、集客につながっていきます。
学習塾の集客を増やすコツ!基本3選
こちらでは、学習塾の集客を増やすための“基礎”となる3つのことをご紹介します。
現在集客がうまくいっていない学習塾、これから学習塾を立ち上げるという経営者さんは、かならずおさえておいてくださいね。
“学習塾の核”となる理念を作り上げる!
集客できる学習塾の共通点は、確固とした“核”があることが多いです。
例えば、以下のような理念を作り上げると良いでしょう。
●学習を通して、学びの“好き”が身につけます。
●目先の成績だけでなく、未来を見据えた本質的な学習指導を行います。
●社会が必要とする優秀な人材を育てます。
●学力だけでなく、精神力、自発力、行動力を培います。
●地域の方々に信頼される学習塾を目指します。
このように、学習塾の核となる“信念”を明確にしていくことで、学習塾に対して『共感』を抱いてもらいやすくなります。
なぜなら、ひとは「何を」ではなく「なぜ」に心動かされるものだからです。(イングランド出身のコンサルタント、サイモンシネック曰く)
“何を”とは例えば、『合格実績』や『通いやすさ』など、直接的なベネフィットやメリットのことです。
かたや、“なぜ”とは『その学習塾は何のためにあるのか?』『どんな理想をもって、どんな生徒に育てたいのか』など、信念や価値観のことです。
つまり、より集客できる学習塾に成長させるためには、『何を』だけでなく、『なぜ』という核を作り上げなければならないのです。
大手塾とは違うところで勝負する!
この点はとても大切です。なぜなら、個人の学習塾は大手学習塾のように規模や予算があるわけでもないので、同じ土俵で戦っても負けてしまうからなんです。
ここで大手学習塾や進学塾は、どのような強みを持っているのか確認しておきましょう。
●進学校進学に向けたカリキュラムや指導方法が充実している。
●入試試験に関する情報が豊富である。
●難関校の受験対策に特化している。
●合格させるための指導力を持った講師が多数在籍している。
●テストの成績で上位クラスにいけば、基礎だけでなく応用・発展が学べる。
このように“質の高い”教育が受けられたり、“受験”に特化していたりと、これらの点が特筆すべきところになりますね。
それでは、個人学習塾はどこで勝負するべきなのでしょうか?
それは大手学習塾のデメリット、例えば、下位クラスは扱いが雑になりがち。きめ細やかな対応ができない。競争の苦手な子は向いていない。を個人塾ならではのメリットにするのです。
つまり、以下の部分を個人学習塾の強みとするのが良いです。
●塾生一人ひとりに親身になって対応する。(親御さんも含めて)
●勉強の仕方がわからない塾生や細かい点まで指導する。
●入試試験ではなく、学校の試験テストのフォローアップを充実させる。
●進路相談に親身になって考え、答えてくれる。
●学校での悩み相談など、勉学以外のところも気遣いをもって接する。
●自習室を充実させて、いつでも先生に質問できる環境を整える。
この他に、授業料が安さを売り出す手もありますが、価格競争に巻き込まれないためにも、大幅なコストダウンはおすすめできる集客方法ではありません。
指導方針を“コトバ”にして明確にする
実は、個人学習塾に関しては、大手学習塾以上に“指導方針”がなによりも重要なんです。
なぜなら、個人学習塾は、塾生と生徒との間の“コミュニケーション”=“対話”が求められ、先生の指導方針が、そのまま塾生のやる気や学習への態度に影響してくるからです。
以下に、指導指針の例えを列挙しておきます。
○反復学習によって理解を促していきます。
○生徒にあったカリキュラムで一人一人にあった指導を実施します。
○自発的な学びの姿勢を授業で育成します。
○担当の塾講師が生徒のモチベーション管理を徹底します。
ここで気をつけるべきことは、指導方針をコトバにする際に、先ほどご紹介した、『“学習塾の核”となる信念を作り上げる!』と関連したものが良いということです。
なぜなら、理念という大きなものがあって、初めて行動指針というものが生まれるからです。
『理念』と『指導方針』どちらにも齟齬がないよう、しっかりと細部まで考え、掲げるようにしてくださいね。
学習塾の生徒数を増やす集客方法3選!
ここからは具体的に、学習塾の集客を増やす方法をご紹介していこうと思います。
前傾の内容はあくまでも『集客するための基礎』になります。生徒数をアップためには、知ってもらうプロモーション活動がやはり欠かせません。
その点を踏まえながら、以下に具体的な集客方法を3つ解説していきます。
チラシ×ホームページ
学習塾の集客といえば、チラシ!というイメージがあるかもしれませんが、もちろんそれは正しいですね。
ただし、もっと多くの入塾生を集客したい場合は、ホームページと両立させていくことをおすすめします。
ここでひとつ、ぜひ皆さんにご紹介したい学習塾のホームページをお見せしますね。
ホームページのコンテンツを見ていただければ分かりますが、『入会特典のキャンペーン』、『生徒さんと保護者様の声』、『授業料』など親御さんが気になる内容がまとめてあり、デザインについても色見や画像が綺麗に整理されていますよね。
そして、チラシの表面や裏面、どちらでもいいので、URLやQRコードをのせてあげて、ホームページへと誘導します。
そうすることで、チラシからの集客だけでなく、ホームページからの集客も可能になるのです。
口コミ(地域やポータルサイト等)の活用
学習塾の場合、口コミから集客することが多いです。
特に地方の地域密着型に経営している学習塾の場合は、「あそこの先生すごく指導がいいらしいよ」「うちの子が楽しんで塾に通っているよ」など知り合いからの評価が大きな営業を及ぼします。
さらに塾ナビという塾・予備校の口コミサイトの影響も大きいです。なぜなら利用者は年間2,260万人(※サイト内の情報)であるため、学習塾を検討している親御さんは、少なからずこのサイトを参考にすることが多いと考えられるからです。
塾ナビでは、小学生から中学生、高校生まで、全国各地の学習塾の“口コミ”が掲載されています。口コミは塾に通っている塾生、その塾生の親御さんのリアルな声です。
口コミの内容としては、
●カリキュラム・教材
●学習塾の周りの環境
●学習塾内の環境
●学習塾の料金
●講師の解説
●サポート体制
などがあります。
学習塾を探す行動としては、『1.県内の塾を口コミサイトで探す→2.良さそうな塾についてホームページで情報を収集する→興味があれば体験講座や説明会に申し込む』が一般的には多いので、やはり口コミサイトの影響は大きいといえます。
その他、『1.チラシ/Google検索で学習塾を知る→2.塾ナビでその学習塾の口コミを調査する』という行動をとる方も多いので、この点も覚えておいてください。
無料の体験授業
学習塾の集客を増やすためには、無料の体験授業は必須です。なお体験授業に関しては、基本的に通年で実施しておくべきですが、季節や科目で分けた形式の体験授業を設けてあげるのも良いでしょう。
●夏期講習一週間体験コース
●科目毎に分けた集中体験コース
●塾生一人ひとりに親身になって対応する。(親御さんも含めて)
無料体験授業では、ただ授業をするだけで終わらせず、『面白かった!もう一回来たい!』と思わせる授業をする必要があります。
具体的には、体験者に以下のような
●子供がいまどの程度の学力なのか
●学習環境や整備は充実しているか
●指導はどのように展開されるのか
●親と子供が思い描いていた塾と理想が一致するか
●苦手な科目を1つでも克服させられるか
すごく多いような気がするかもしれませんが、体験者は「ほんとうにこの塾に入っていいのか?」という不安や疑問があるので、その部分を体験講座で解消しないことには、集客するのは難しいでしょう。
個別入学説明会
個別入学説明会も集客する方法としては、ぜひ取り入れておくべきことです。
なぜなら、学習塾選びは生徒だけでなく、親御さんにとっても、重要で大きな選択になるため、多くの不安材料をチラシやネットの情報だけで解決するのは難しいからです。
そのため、個別入学説明会のように、学習塾の先生に直接、授業のカリキュラムや指導方針、値段のことなどを詳しく伝える機会が必要になるのです。
まとめ:
如何だったでしょうか?
この記事で扱った内容を以下で復習しておきますね。
学習塾の集客で重要なポイント
→○つくりたい学習塾=理想の学習塾をイメージする
→○“成績UP”だけが学習塾の選ばれるすべてではない
学習塾の集客を増やすコツ!基本3選
→○“学習塾の核”となる理念を作り上げよう!
→○大手塾とは違うところで勝負する!
→○指導方針を“コトバ”にして明確にする
学習塾の集客方法3選!
→○チラシ×ホームページの活用
→○口コミ集客
→○無料の体験授業
→○無料の体験授業
→○個別入学説明会
学習塾の集客は「うちの塾は実績も有名な教師もいないから無理だわ・・・」と諦めてしまうようなことではありません。
しっかりと、集客するためのコツをおさえ、さらにチラシやホームページ、口コミサイトなどの集客手段を駆使することでしっかりと成功することができます。
●どうやって生徒を集客すればいいのかわからない。●学習塾に入りたいですという相談さえこない。