こんにちは、集客デザインです。
今回は、アリペイを導入しようと考えている店舗や担当者様向けの記事になっています。
という悩みや要望を解決する記事になっています。
決済サービスアリペイ(ali pay)とは?
出典:アリペイ
アリペイとは、モバイル端末を用いた電子決済サービス、つまり”モバイル決済サービス”のことです。
アリペイを利用すると、
【お客さん側】
→ショッピング時に財布を持たなくとも、スマートフォンやタブレットを使えばお買い物ができる。
【お店側】
→QRコードを専用アプリで読み取るだけで簡単に即時決済が可能。アプリ内キャンセル対応もできる。
双方にメリットがあります。
なお、アリペイは世界最大のIT企業アリババグループが提供するサービスで、2004年12月に中国にて開始しました。
中国の利用者数が膨大!韓国、シンガポールにも進出
アリペイのすごいところは、その利用数。
中国のオンライン決済の5割以上、モバイル決済の8割以上を占め、実名登録ユーザーは4億人以上に到達しています。出典:PAYGENT
2018年モバイル決済金額が約4,709兆円にものぼり、2013年からの5年間で約27倍に規模が拡大しています。そのうち、アリペイが占める決済額シェアは54%に達しており、中国消費者に最も使われているモバイル決済サービスとなっています。出典:アリペイ公式HP
また世界では10億人以上の利用者数がおり、現在も韓国・シンガポールなどアジア各国にどんどん普及して、絶大なシェアを獲得しています。
インバウンドビジネスが盛んになっている日本でも、今後、アリペイが利用できるお店が増えていくことは間違いありません。
ali pay(アリペイ)の加盟店・使える店
出典:アリペイ.net
2019年時点で、日本でのアリペイの加盟店舗数が30万を超えました。(2018年8月と比較すると、なんとおおよそ 5 倍増です)→アリペイ、日本での加盟店舗数が30万を突破、 アジア10億人のモバイル決済ユーザーの訪日を促進の情報です。
加盟店のジャンルは幅広く、コンビニから百貨店、飲食店、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店、ホテル、交通機関までさまざまにあります。
以下に具体的な企業をあげておきますね。
- 東急百貨店
- ドンキーホーテ
- 千年の宴
- 中部国際空港株式会社
- ユニクロ
- 近鉄百貨店
- 和民
- 松坂屋
- Dior
- スシロー
- ココカラファイン
- ローソン
- 着付け
- トリートメント
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- スギ薬局
- 松屋
ここには知名度の高い企業ばかりピックアップしましたが、個人店もこれからどんどん加盟していくことでしょう。
なぜ日本での加盟店・使える店が増え続けているのか?
これは端的に、アリペイを導入すれば“決済の壁”がなくなるからです。
例えば、中国元→日本円に変えない中国人、つまり“キャッシュレス”で買い物をする中国人にとって、「アリペイが使える店」は買い物がしやすいお店ですよね。
反対に、アリペイが使えない店は不便で利用しずらいお店になります。
さらに、こちらの統計からもわかるように、2018年中国の訪日旅行者数は800万人突破しました。
だから、中国発祥のアリペイ決済サービスを導入するだけで、中国の多くの訪日旅行者に『物やサービスを買ってもらえる』
そんなビジネスチャンスが格段に増えていくことになります。
ali pay(アリペイ)の決済手数料
アリペイは決済ごとに手数料がかかってきます。
こんな質問があるかもしれませんのでお答えしておくと、実はアリペイ、店舗の規模や代理店によっての決済手数料の金額が変わってきます。
ただ決済手数料の揺れ幅がありますが、
決済手数料→1.5%〜3.5%
このくらいだと覚えておいてください。(ただキャンペーンなどで、決済手数料が期間限定0%となっているところもあります)
もし正式な手数料が知りたい方は、アリペイ認定代理店に直接問い合わせて聞くのが早いでしょう。
【比較】その他の決済サービスの手数料は?
という質問がありそうですね。
なので、日本で有名なオンライン決済サービスPayPal、LINE Pay、楽天ペイ、Paidy、PayPayの決済手数料をここでご紹介しておきましょう。
PayPal | LINE Pay | 楽天ペイ | Paidy | PayPay | |
決済手数料 |
2.9%+40円/件〜 |
~2021年7月31日まで無料 |
3.24% | 3.5% | 無料(期間限定) |
このように主要な決済サービスと比べると、アリペイの決済手数料は高くも低くもなく、一般的だといえますね。
決済手数料以外の、初期費用と月額費用について
これは結論からいいうと、スマホとタブレットを持っていれば、
初期費用→0円
月額費用→0円
で済ませることができます。
なぜなら、必要なのは“スマホ・タブレット”だったり、“バーコード”だったりするだけだからです。
そのほか、相談費やアカウント開設費のようなものも一切かかりません。
アリペイを導入するには?
アリペイを導入するには“代理店契約”を結ばなくてはなりません。
つまり、店舗とalipayとのあいだに、“アリペイ認定代理店”が窓口として立って、申し込みから審査、アカウント発行までの仲立ちをします。
(仕組みとしては、スマホと一緒で、スマホを契約する際にソフトバンクやドコモと直接契約せず、“取扱店が仲介”に入り、そこで契約を結ぶこともあります)
以下に、アリペイの代理店をいくつかピックアップしておきますね。
SBペイメントサービス株式会社
リクルート株式会社
ベリトランス株式会社
株式会社オリエントコーポレーション
オリックス株式会社
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社イーコンテクスト
この他にも、エアペイを扱っている代理店が数多くあります。
代理店によって、手数料や導入までの流れが違うので、しっかりと調べて選ぶようにしましょう。
アリペイ導入までの流れ
上記で説明したように、アリペイを導入したい方は、代理店にお問い合わせするのがもっとも早いです。
なお導入までの一般的な流れとしては、、、
1.専用HPよりお問い合わせ
2.担当者から折り返し ・申込書類の送付
3.申込書類を記入後、必要書類の返送
4.審査
5.審査が通り次第契約(アカウントID発行)
が多いです。ただ代理店によって違うこともあるので注意が必要です。
アリペイ導入の4タイプ
アリペイは、基本的に特別な設備を導入しなくとも利用が可能で、とても楽チンです。
アリペイの導入タイプをご紹介しておくと、以下の4つがあります。
導入タイプ | 決済方法 |
POS型 |
店舗のPOSレジで、ユーザーが表示したQRコードをスキャンする |
端末型 | 店舗の端末で、ユーザーが表示したQRコードをスキャンする |
スマホ・タブレット型 | 店舗のスマホやタブレットで、ユーザーが表示したQRコードをスキャンする |
ステッカー型 | ステッカー(専用QRコードを印刷)をユーザーがアプリを開いてスキャンする |
この4つの中で、『スマホ・タブレット型』と『ステッカー型』は、専用アプリをダウンロードしたり、QRコードを印刷したりするだけなので、初期費用・導入費用は全くかかりません。
少しでもやすくアリペイを導入したい方は、後半2つを選ぶようにしましょう。
アリペイの決済方法〜タブレット編〜
ここでは、皆さんがもっとも利用するであろう、“タブレットを利用した”アリペイ決済方法を、より具体的にご説明していこうと思います。
決済方法STEP01.アプリ起動
決済方法STEP02.合計金額の入力
決済方法STEP03.QRコードをスキャン
決済方法STEP04.支払い完了
決済方法STEP05.後日、売上振込
なお、以下のステップに進むためには、アリペイと契約を締結し、加盟点専用アプリをインストールしているとの前提があります。
注意して欲しいのが、代理店からID発行されていないとアプリインストールしても使えないということです。
決済方法は、以下の手順を踏んでいきます。
決済方法STEP01.加盟店専用アプリを立ち上げる
お客さんがレジまで商品を持ってきます。
最初は通常どおり、合計金額を計算します。
その後、タブレットから加盟店専用アプリを立ち上げましょう。
決済方法STEP02.お会計金額を入力する
加盟店専用アプリを立ち上げると、画面に『売上』ボタンがあるのでタップします。
そうすると入力画面が開くので、そこに円単位で決済金額を入力します。
その後、『確定』をタップします。
決済方法STEP03.タブレットでお客さんのQRコードをスキャン
『確定』を押すと、カメラ画面に切り替わります。
なお、上記の手順を踏んでいる間に、お客さんにはスマホ等アリペイアプリを起動してもらい、QRコードを表示してもらいましょう。
そして、表示されたQRコードをお手持ちのタブレットのカメラでスキャンします。
決済方法STEP04.支払いが完了して、決済が反映される
カメラでスキャンすると、『処理中』のスピナーがクルクルまわります。
しばらくすると、『支払いが成功しました』という表示が出ます。(これと同時にお客さんのスマホに利用金額が表示されます)
もし決済が反映されているかが心配!という方は、アプリを使えば簡単に決済状況や売上も調べることもできます。
決済方法STEP05.後日、日本円で手数料を差し引いた売上が振込まれる
後日、売上金額が指定の場所に振り込まれます。
その際、取引に応じた決済手数料を差し引かれていることに注意しましょう。
まとめ
如何だったでしょうか?
今回はアリペイについて、手数料のことや、加盟店のことなど、幅広くご説明をさせていただきました。
全体を通じてどんな内容をお伝えしてきたのか、以下にまとめておきましょう!
●決済サービスアリペイ(ali pay)とは?=モバイル決済サービス
→中国の利用者数が膨大!韓国、シンガポールにも進出
ali pay(アリペイ)の加盟店・使える店
→なぜ加盟店・使える店が増え続けているのか?=“決済の壁”がなくなるから
ali pay(アリペイ)の決済手数料
→【比較】その他の決済サービスの手数料は?
→決済手数料以外の、初期費用と月額費用について
アリペイを導入するには?=代理店契約を結び必要あり
アリペイ導入までの流れ
→アリペイ導入の4タイプ
アリペイの決済方法〜タブレット編〜
→決済方法STEP01.加盟店専用アプリを立ち上げる
→決済方法STEP02.お会計金額を入力する
→決済方法STEP03.お手持ちのタブレットでお客さんのQRコードをスキャン
→決済方法STEP04.支払い完了
→決済方法STEP05.後日、日本円で手数料を差し引いた金額が振込まれる
今回の記事で少しでもアリペイのことについて詳しくなってもらえたら嬉しく思います。
合わせて読みたいオンライン決済サービスPayPal
合わせて読みたい決済サービスStarPay
合わせて読みたい決済サービスOrigami Pay
合わせて読みたい決済サービスPaidy
【相談内容02】アリペイの加盟店とか手数料が知りたいな〜
【相談内容03】アリペイを利用するときにどのような決済方法で進んでいくのか知りたい!