こんにちは。集客デザインの編集部です。
当記事を読み終わればこんなあなたが待っています。
この記事で書かれていること
- 集客は簡単ではない。
- 集客はモチベーションがなければ続かない。
- ほんとうのモチベーションは、あなたの原体験に繋がっている。
集客はすぐには達成できないと心得よ!
これから集客をアップさせたいと考えている方は、とにかく持続的に集客施策を続けていくことが大切です。世の中には簡単に集客できるノウハウ、1ヶ月で売上が10倍にアップさせるなど、書籍やWeb記事が存在しています。もちろん、それらは現実に起こったことでしょう。
ところでそれらはある程度の“予算”をプロモーションにかけられる余裕のある企業や、ちょっとした偶然性、つまり『業種』、『外部要因』、『人的リソース』、『予算』など多くの要素が複雑に絡み合いつつ、すべてが上手く作用したことにより、短期的で大きな結果が得られためとも考えられます。
例えば、ある集客に悩んでいる個人経営の小さな飲食店で考えてみてください。
彼らには、集客をするためにプロモーションにかける予算もないですし、リスティング広告など月々100万単位で出稿することで、短期的に大きな効果が期待できるWeb広告にも手が出せません。客まわりが良いわけではないので、1日に出せる利益といえば平均3、4万円程度。
そうなると、集客を成功させようにも、広報担当がいて、広告にも予算が充てられ、時間にも余裕がある業種には負けてしまいます。
予算がかけられない業種こそ“集客へのマインド”をもつべき。
逆説的に聞こえるかも知れませんが、広告にほとんどお金がかけられない業種だからこそ、“集客施策”はやる意義があります。どういうことか。
つまり集客は、「予算をかけなければできない施策」と「予算をかけなくても、日々の積み重ねから成り立つ施策」とがあるのです。(これについては後の記事で扱っていこうと思っています)月々100万円単位で広告費をかけられる企業は、集客を成功させることが“当たり前”にできていなければなりません。
厳しい言い方かも知れませんが、それだけ潤沢な予算があり、その分、経営に余裕をもてている状況であるにも関わらず、成果に少しだけしか繋がっていないならば、集客施策を大きく見直す必要があるでしょう。
反対に、集客に予算をあまり割けないのであれば、これから伸びていく潜在能力としてはかなり高いといえます。だから、“集客へのマインド”をしっかりともっていてください。
集客施策の選択は慎重に。
そもそも、集客は莫大な予算をあてなければできない、そんな敷居の高いものばかりでもありません。集客施策には見極めが大切です。
「どの施策をやるのか」
「どの施策をやらないのか」
この選択こそ、お金をかけなくても、明日からできる『集客施策』の一環なのです。(そしてこの部分をこれからの集客デザインでお話ししていこうとも思っています。)
集客は「やるぞ!」と本気で思った人が成功する
すごく精神論的な話になってしまいますが、私は「やるぞ!」という気持ち以上に、大切なものはないと思っています。というのも、あなたが乗り越えられない壁にぶつかった時、それを乗り越えるくらいの“強い気持ち”がなければ、集客施策を成功させることはできません。
とはいえ「やるぞ!」の中身です。「やるぞ!」と大きい声で言っても、“自身のモチベーション”にしっかりと繋がっていないならば、ただ大声をあげただけで終わってしまいます。
集客は、あなたのやる気・モチベーションが大切なのです。
お金儲けをモチベーションにするべきか?
集客と聞くと、「お金儲けをする」という一面がどうしても見え隠れしてしまいます。モチベーションではダニエル・ピンクが、“外発的要因”と“内発的要因”とに分けて、モチベーションを長く保ち続けるためには、後者を優先すべきであると言っていたと思います。
お金儲けとは、“外発的要因”です。なぜなら、『お金を儲けたいから→集客を頑張ろう』というような、内部から湧き上がってくる内発的な動機に基づいていないからです。
短期的であれば、おそらく外発的要因のモチベーションも効果があるとは思いますが、これが1年、2年、5年・・・と長く続けば続くほど、「どうして私は集客に力をいれているんだろう?」とある意味、本質的な疑問にぶつかり、やる気・モチベーションが崩れてしまう可能性もあるのです。
私たちがオススメしたいのは、お金儲けとは違った動機を持って集客に取り組んでいただくことです。
じゃあ、どこに集客のモチベーションを置けばいいの?
という疑問が出てくると思いますが、それはこれを読まれている方、各々が培っていくものであると思います。
とはいえ、せっかくこの記事を読んでいただけているわけですから、ひとつヒントを提供したいと思います。ただし、これが全て正解というわけではないので、一度、本気で、「なぜ集客をしたいのか?」「ただ会社の売上が伸び悩んでいるからやっているのか?」と内省(自身で自身を振り返る)してみてください。
どうしてあなたは今の仕事を始めたのですか?
これは本当に大切なことです。あまりにも利益や売上に頭がもっていかれて、常に目先のことに追われている経営者の方々は、自身の過去を振り返る時間がないでしょうから。
私がよく足を運ぶ居酒屋の店長が言っていましたが、「昔はお客様のありがとうにいちいち嬉しいと思っていたけど、いまはこの人がいくら払ってくれたのか?ってことばかり考えているよ」とかなり切ない話を聞かされたことがあります。
この店長にとって「お客様のありがとう」が昔は内発的な動機として、彼を動かしていたのです。とはいえ、いまは忘れていたわけですから、それが彼のほんとうのモチベーションにつながるかどうかは分かりません。
ただし、ある一定の時期、彼にとって仕事をやるやりがいとして、外発的(お金のような)に依存しない、内から現れる動機によって現に動かされていたわけなのですから、内発的動機にもっとも近い部分が、実はこの「ありがとう」なのかもしれません。
人はなぜ自分を犠牲にしてまで守ろうとするものがあるか。
これもおそらく、内発的なモチベーションにつながる事柄でしょう。「なんで子供をこんなに愛してしまうのか」そんなことは日常わざわざ考えません。
でもふとどうして自分ではない他人をここまで愛して守ろうとするのだろう、と考えたりすると、そこにも内発的なモチベーションが隠されているはずです。
とはいえ「子供を守るため」という理由では外発的なモチベーションになってしまうので、「子供を愛する時自分は何を感じているのか」と振り返ってみると、そこに集客を行うための秘められたモチベーションが必ず隠されているはずです。
結論
今回の記事を振り返っておくと、『集客は簡単ではない』『集客はモチベーションがなければ続かない』『ほんとうのモチベーションは、あなたの原体験に繋がっている』
この点に触れておきました。
この記事は、「即100万円の利益になる」話しではなかったかもしれませんが、100万円の利益になる“可能性”が存分に秘められた内容だと思っています。経営者のみなさんは、利益を上げなければ社会では生き残れませんが、利益とは決して人間ではありません。
経営者のみなさんには「ココロ」があります。しかし利益自体に「ココロ」はありません。「ココロ」をしっかりと捉えられている人になってください。
私たちはそういう人こそが、『集客を成功させる人』だと思っています。