マーケティング

移動販売の開業は儲かる?失敗する?【種類と出店場所もご紹介!】

こんにちは、集客デザインです。

移動販売の開業検討者
移動販売の開業って儲かるの?
移動販売の開業はよく失敗するって聞いたけどほんと?
移動販売にはどんな種類があるの?
移動販売の出店場所を知りたいな!

今回は、こんな疑問や要望に答えていく記事をご用意しました。ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。

【結論】移動販売の開業→儲かります。

移動販売は実際、儲かります。なぜなら、移動販売の需要は年々、増えているからです。

それを裏付けるように、こちらの記事にも書かれていますが、日本全国で移動販売の開業に関する問い合わせが増えています。

さらに、移動販売はオフィス街での需要が高まっています。

参考に、東京都福祉保健局の調査によると、フードトラックは(移動販売と同義)は10年前と比べて、1.5倍になっているそうです。(出典:forbes

移動販売は社会的にも必要とされている!

高齢化社会の進行、さらには免許返納の動きが早まるなかで、過疎地域への移動販売の需要が増えていくことは間違いです。

ただし、過疎地域に向けた移動販売に限っては、仕入れコストやガソリン代等の経費から採算がとれず、なかなか儲けを出すのは、現状難しいです。

とはいえ、「買い物難民」は社会的に放置できない問題であり、地方自治体も補助金等でカバーしようとする動きはあります。

今後新たなビジネスモデルが構築される可能性も十分考えられるので、目が離せない市場ではあります。

移動販売を開業してなぜ失敗するの?

儲かるはずの移動販売。ではなぜ移動販売を開業して失敗するようなことがあるのか・・・

その理由を以下に述べていきたいと思います。

・移動販売の全体の計画や目的を立ていないから

・移動販売の出店先・販売先を予め準備してないから

・移動販売の初期投資にお金を費やしすぎるから

・移動販売の看板メニューを決定していないから

それでは、それぞれを詳しく述べていきましょう。

失敗の理由01:全体の計画や目的を立てていない

これがもっとも大きい原因ですね。移動販売は娯楽ではなくビジネスですから、どうやって利益を上げていくのか=収入のシュミレーションを綿密に立てていくべきです。

例えば、以下のことは、最低限考えるようにしましょう。

■移動販売で失敗しないために最低限考えること

・稼働日は、具体的に何日するのか

・1日の客数や客単価の見込み

・月で仕入れ値やガソリン等の経費はいくらかかるのか

・1日の売上をどれだけ確保すれば、月で赤字にならないか

・移動販売の全体コンセプトはなにか

・移動販売をする目的はなにか(イベント販売?買物弱者支援?)

・メインの顧客層をどこにするのか

そして、失敗しないためにも『赤字にならないボーダー』を自身できっちりと決めて、つねに赤字ラインを意識し移動販売をするべきです。

失敗の理由02:出店先・販売先を準備していない

続いてこの点も、失敗する原因としてものすごく大きいですね。おそらく、販売移動を開業されているほとんどの方が悩むところではないでしょうか?

とくに休日の副業ではなく、販売移動のビジネスをメインでやられている方は『平日』の出店先・販売先を探すのにとても苦労するはずです。

後々、どこに出店すると良いか場所をまとめますが、先に皆さんは販売移動の出店場所仲介サイトがあるのをご存知でしょうか?

出店場所をどうしても見つけられない人はぜひ活用してみてください。

失敗の理由03:初期投資にお金をかけすぎる

初期費用に関して言えば、移動販売は独立店舗型よりも格段に安いです。

移動販売は、車両や導入設備によって変わりますが、大体100万〜300万で開業できる一方、独立店舗型は内装工事や設備導入などで1000万近くはかかります。

では、移動販売の初期費用で、必要な代表的なものを紹介しておきますね。

・車両費

・商品試作費

・移動販売のコンセプトはなにか。

・広告宣伝費

そして、初期費用でお金をかけすぎる原因となるのが、車両費です。例えば、装飾や設備に凝りすぎてしまったり、中古車で済ませれるものを、新車を買ってしまったり。

そうなると、初期投資費がドンと跳ね上がってローンを組むことになり、後々、それが負担となって自分の首を絞める結果になるのです。

失敗の理由04:看板メニューを決めていない

この点は移動販売の種類によっては異なりますが、とくにフードをメインで販売する場合は、『看板メニュー』を決めたほうがいいです。

なぜなら、理由は簡単で、“お客さんが商品を選びやすくなるから”です。

そもそも、移動販売とは、通りすがりのお客さんがメイン層となるはずですから、一目販売車を見た時に、『あっ、あれを食べたい!』と思わせることが大切ですよね。

この点を考えると、

1.メインのとなる看板メニューを考える

2.看板メニューに合わせた車両の改造

3.看板メニューが際立つポップや看板を作る

4.BGMやスタッフの格好を合わせる

という順番で進めていったほうが、お客さんのニーズを捉えることができますし、何よりも統一感をもってすべて営業が行なえます。

移動販売が失敗で終わらないためにも、看板メニューを最初に決める!この点をしっかり覚えておきましょう。

移動販売を失敗させないためには?→『戦略』と『個性』が必要

上記では、移動販売を開業して失敗する原因をお話しましたが、成功するには、結論、『戦略』と『個性』を持っていなければいけません。

『戦略』とは→目的やコンセプトを持って、どうやって売上を出していくのかを徹底的に考えること。

『個性』とは→立てた戦略に則って、他とは違う個性的なアイデアでお客様を惹きつけること。

移動販売を始める方は、この2点をかならず頭のなかにいれておいてください。

【6選】移動販売の種類は?

それでは移動販売の開業の種類について解説していきましょう。

移動販売はだいたい以下の6種類に分けられます。

1.買い物難民向け

2.各地イベント

3.ファッション雑貨の移動販売

4.移動販売カフェ

5.お弁当販売

6.フランチャイズ加盟

もちろん、これ以外にも多様な開業の種類がありますが、今回は絞ってご紹介しています。

種類01:過疎地域への買い物支援

移動販売で注目されているのが、『買い物難民』への対応です。過疎地域では、これからも高齢化が進むことは間違いありません。

そのため、スーパーまで自分の足で行くことができない・・・そんな地域住民のニーズに、『移動販売』で解決するのは、社会的にも意義深いことです。

なお、移動販売や買い物代行ビジネスに、参入している企業や団体は以下の通りです。

・株式会社とくし丸

・株式会社ファミリーマート

・ココネット株式会社

・熊本市健軍商店街「らくらくお買い物システム」

・山崎製パン株式会

・株式会社ローソン

・日本生活協同組合連合会

いまは買い物支援では儲かることが難しいと言われていますが、早急に解決しなければ課題として今後も話題となることでしょう。

種類02:各地イベントの出店

移動販売でもっともイメージがしすいのが、この『イベント出店』ではないでしょうか。

とくにお祭りなんかは、クレープ、ホットドッグ、フランクフルト、唐揚げ、たこ焼きなど屋台で移動販売を見ることもあります。

レジャー施設や企業イベント、地方自治体などのさまざまなイベントでも移動販売が活用されることがあります。

種類03:ファッション雑貨の移動販売

これをファッショントラックとも呼ばれています。なかには都市部の大きな公園やポップアップストアで、衣料品やアクセサリーを売っているを移動車をみたことがある人もいるでしょう。

ファッション雑貨の移動販売のメリットとしては、食品を扱うわけではないので、大規模な厨房設備が不必要ということです。

そのため、『売る商品』が決まっていれば、比較的はじめやすい移動販売だといえます。

種類04:移動販売カフェ

カフェと聞くと、店舗を構えるというイメージがあるかもしませんが、移動販売式カフェを経営するケースも結構多いんです。なぜなら、少ない資金で始められるからです。

コーヒー販売だけでなく、本格グリル料理やハンバーガーショップ、カレースープ専門などなど。

カフェという括りを超えた、『移動する飲食店』とも言えるような幅広い食のジャンルが展開されています。

種類05:お弁当の移動販売

お昼になると、オフィス街や大学キャンパス内には、多くの会社員や学生が弁当を求めて集まる。

そんな彼らをターゲットとして、ランチタイム限定で開業する「路上弁当販売」もあります。

ここで鉄則となるのが、とにかく『人が多く集まる場所』でなければならないという点です。

種類06:フランチャイズ加盟

個人で移動販売を行うこともできますが、最初のうちは、どうしても仕入れルートや、出店場所の確保、販売方法など、分からない部分が多いです。

そんな時にフランチャイズに加盟することで、まずは運営を軌道に乗せることができます。

もちろん、月額のロイヤリティが必要なフランチャイズもあるので注意が必要です。

【6選】移動販売の出店場所

住宅見学会・相談会

住宅見学会はよく移動販売車が使われる出店場所の代表格ですね。

とくに、夏になると、ユーザーさんがアイスクリームやソフトクリームなど冷たいメニューの移動販売車を呼びたいというお問い合わせをいただきました。

ショップイベント

携帯ショップ、中古車販売店、スーパーマーケットなど。

お客様感謝祭のときや、リニューアルオープンから〇〇年など特別イベントが開催される時に、そのショップに呼ばれてケータリングサービスを提供することがあります。

もちろんイベント以外にもショップの集客目的で利用されることもあります。

高齢者向け施設・障害者支援施設

出店場所としては、施設の敷地内が多いです。

内容は、生活支援サービスの一貫として訪問販売をすることもありますし、施設で催されるイベントで利用されることもあります。

また、就労サポートとして、移動販売車での販売を、障害者の方々と行う。そんな活動もあります。

レジャー施設

パチンコ店や遊園地、マリンレジャー施設、動物園、

とくに季節限定で何かしらレジャー施設自体がイベントを行うときに、それと共に移動販売車を呼ぶことがあるようです。

公園

緑地公園や海上公園、大規模公園では、大型連休や季節の変り目になると大規模なフェスティバルが開催されることが多いです。

そんな時に、出店場所となります。ただし、公園内で移動販売をする際には、無断でやってはダメです。

公園を管轄する地方公共団体や国土交通省に営業に関する申請するようにしましょう。

大型商業施設

ショッピングセンターなどの大型商業施設では、すでに『集客力』が確保されているので、移動販売で結構な売り上げが見込めます。

ただ商業施設で営業する際には、『固定賃料』が設定されたり、あるいは、売上歩率の設定もあります。

最初から、売上をグッとあげたい!そんな方は、ぜひ大型商業施設で販売した方が良いです。

移動販売を開業するメリットは?

最後に移動販売を開業するメリットにも触れておこうと思います。

場所を問わずどこでも営業可能

開業資金が少なくてもスタートできる

移動するため販路が広い

場所を問わずどこでも営業可能

移動販売は店舗を立てるわけではないので、自由に移動できて、どこでも営業することができます。

ここでポイントとなるのが、どれだけ立地の良い場所を確保できるか。また、動けるという特性を活かし、「お客さんが多い好条件な場所」を探すことが大切です。

開業資金が少なくてもスタートできる

この点は上でも触れましたが、テナントを借りて開業するよりも、かなり初期費用はおさえることができます。

開業前には、資金は余裕を持って、400万円〜500万円ほど用意しておけば良いです。

とはいえ、軽トラックや軽自動車、あるいは中古車を改造して利用すれば、200〜300万円ほどで開業も可能です。

移動するため販路が広い

ビジネスでもっとも大切なのは立地です。立地が悪ければ、利用者の認知力が低くなるので、その分、集客は増やせないからです。

店舗型の商売は、基本的に一度建てて開業したら、商圏を変化させることはできません。

その点、移動販売の場合は、開業したとしても、イベントなど需要のある場所を探し、移動することができます。

まとめ

如何だったでしょうか?

今回は以下の内容をお話してきましたね!

・移動販売の開業→儲かります。

・移動販売を開業してなぜ失敗するの?

・移動販売を失敗させないためには?→『戦略』と『個性』が必要。

・【6選】移動販売の種類は?

・【6選】移動販売の出店場所

・移動販売を開業するメリットは?

移動販売を検討されている方には、ぜひ今回の内容を覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
たかりょー
30代男。地方の大手Web会社のWebディレクター・Webマーケッター・ブロガー。ビジネスの上流を担当し、常時15案件以上のWeb案件を抱えている。読書は年間100冊ほど。10年間継続中。 集客デザインでは、マーケティングや集客術、ビズネスマンのスキルに必要な情報をメインに発信しています。