Webディレクターのたかりょー(@RyoooooTaka)です。
- デジタル人材ってそもそも何?
- デジタル人材になるにはどんなスキルなの?
- 具体的にどんなデジタル技術を知っている必要があるの?
こんな疑問を解決します。
デジタル人材の需要は年々高まっているので、今回は具体的にデジタル人材ってなんなのか?を説明しますね。
デジタル人材とは?
デジタル人材とは、IoTやAI、RPA、5Gなどの最先端デジタル技術を駆使して、企業に対して新たな価値を提供し、新規ビジネスの創出・組織成長へと導く人材のことです。
ここで注意してほしいのは、システムエンジニアやデータサイエンティストなど技術的な知識を持つ人だけがデジタル人材ではないということ。
実際に手を動かさず、改善案や新規プロジェクト戦略を策定する人・プロダクトを立案する人もデジタル人材です。
つまり、デジタル技術のスキル・知識を活用して、新しい価値や変革を企業にもたらす存在は基本的にデジタル人材なので、企画力やマーケティング、経営知識、課題解決力といったビジネススキルも必要になってくるのです。
最先端デジタル技術の注目キーワードは?
テクノロジーは時代で進化するために、注目キーワード異なってきますが、現段階(令和3年)においては、主なキーワードは下記です。
- 人工知能・AI
- ブロックチェーン
- 3Dプリンティング
- RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
- IoT(ネットにモノを接続して相互に情報を交換→モノのインターネット化)
- 生体認証(生体情報を利用して個人を特定する認証システム)
- クラウド
- 5G(第5世代移動通信システム、高速×大容量×多接続×低遅延)
- ビッグデータ
デジタル人材とIT人材の違い
鋭い人は、IT人材と何が違うの?となるかと思います。
IT人材はシステム分野を専門的に担う人のこと。
なので実際のIT技術を用いて、デジタル化を企画・推進し、社内に情報システムの導入などを進めていく人のことです。だからSEやSIerなどのエンジニア・技術者を指す意味合いが強いです。
逆にデジタル人材はもっと広い意味合いがあり、企業に価値をもたらす・社会に価値を提供できる人材のことです。
だからIT関連部門だけでなく、デジタル分野の企画・経営・人事などさまざまな分野での活躍が期待されています
- IT人材は「デジタル技術を用いて実際に企画、推進、運用する人のこと」
- デジタル人材は「価値を提供できる人のこと」
デジタル人材が求められる背景
最近上記のようなデジタル技術の発展が目まぐるしいです。
ビッグデータの収集からブロックチェーン技術など社会的に変革が起きてます。
これらの最先端の技術で社会の価値を変革して、従来の社会の実現が不可能だった新しいこともどんどん増えていっています。
企業もこのような流れの中でDX化(デジタル・トランスフォーメーション)を進めています。
政府は「デジタル庁」を設立して、日本全体でデジタル化を進めようともしています。
とはいえ、最新テクノロジーへの深い造詣を持った人材とは少ないといったのが現状です。
こうしたデジタル・トランスフォーメーションに対する社会的な期待・気運の高まりと、その一方でデジタル人材は不足しているという事態が、「デジタル人材が求められている背景」なのです。
デジタル人材に必要なスキルは?
「デジタル人材に必要なスキル」と聞くと、デジタル技術をのみが必要となりがちですが、そうではありません。
デジタル技術の専門知識も当然必要ですが、知識やスキルを活用していくことが非常に重要です。
そのため新しいアイデアを作り出す企画力や、多くの人と関係性を構築するコミュニケーションスキルや、問題を迅速に解決する課題解決能力といったビジネススキルも必要となってきます。
デジタル人材にはどんな職種があるの?
例えば下記のような職種があります。
- プランナー
- ビジネスアナリスト
- ビジネスデザイナー
- プログラムマネージャー
- プログラマー
- データスチュアート
- システムアーキテクト
- データアナリスト/データサイエンティスト
- AIエンジニア
など
デジタル人材を育成するには?
基礎知識
基礎知識とは、リスクを含めてデジタルの役割やその価値を理解している知識。
デジタルという存在を知っていても、それらをどう活用すれば、新規ビジネスを創出できるか、業務改善につながるのかがわからないと意味がありません。
つまり活用できるくらいの知識があり、それをエンジニアの人と会話できるくらいは欲しいです。
自分でデジタルを使った仕組みを作れなくても、作れる人たちと会話でき、その価値やリスク、自分たちは何をしなければならないのかを理解できるレベルです。
デジタルの高度な専門知識
データアナリスト/データサイエンティストといった、最新情報を把握する十分な知見。
どのように導入していくべきかという具体的な施策を立案・実行できる技術力も欠かせません。
アイデア力
デジタル技術を用いて価値を創出する必要があるため、今ある技術から新しいことを考えられるアイデア・企画力も当然必要です。
具体的には専門知識を活用したプランニング力です
課題解決能力
企業には必ず何かしらの課題を抱えています。
問題を特定して、原因を究明して、解決案を考える能力も
プロジェクトを推進する上で、さまざまな問題が生じます。
それに対する解決力も必要です。
コミュニケーション能力
デジタル推進は一人の力では成り立たないです。
ビジネスアナリストやプランナーといった社内の人間や、当然社外の人間とのやりとりも出てきます。
またデジタルの導入は新しい変革ですから否定的な意見も出てくるので、意義を伝えて調整・説得する力も求められます。