集客

集客の施策は、期間を定めた方が効率的です。

こんにちは。集客デザインの編集部です。ライター高橋です。

経営者悩み
集客の施策ってどのくらいの期間かけてやればいいのかわからない。
経営者悩み
効果のある集客施策は長い間続けた方が良いの?

今回はこういった疑問に、答えていきます。

結論として、集客施策は会社の規模に応じて、期間を区別して進めていった方が良いです。

なぜなら、「効果が出ても予算的に続ける余裕がない」と、その施策が逆に皆さんの首をしめることになるからです。

一応、僕はこれまでWeb業界で働いて色々な経験を積んできてました。その実体験をもとにお話するので、記事の内容は信じてもらえればと思います。

結論:集客の施策は、期間を区切るべき。

圧倒的に効果を出している人って、実は期間を区切って集客施策を行なっているからなんですよね。

普通に考えたら、大きな成果がでると、それがをずっと続けたい。もしかしたら続くかもしれない。そんな風に思いがちです。

リスティング広告なんかはまさにそれで、1、2ヶ月でものすごい成果がでると、「やっぱりリスティング広告が一番!」と思ってしまって、売上の大半をこれに頼りがちになります。

でも、それが落とし穴なんですよね。Web広告は、何年も区切らずに、続けていくものじゃないんです。

その理由は、企業の体質的な問題です。つまり広告予算の問題で、続けるのがしんどくなる日がいつかくるからです。(とくに個人事業主だとそうです。)

こんな失敗も。集客施策の期間を考えないと倒産することも。

僕が一時期、関わった個人事業主のクライアントさんで、Web広告で2年か3年近く長く続けて、売上を倍増させた企業がいました。

でも、最終的にどうなったか?→倒産したそうです。その理由はなぜか?それは皮肉な話、「集客しすぎた」ことが原因なんです。(「広告に予算を当てすぎた」これも、もちろん原因の一つです)

考えてみれば、「売上が上がる」ということは、それだけ受注率も増えていきますよね。ただここで問題になったのが、『人材不足』。(業界はふせておきますが、そもそも人が集まるような業界ではなかったんです)

つまり、人材が確保できていないのに、仕事の案件だけはどんどん増えていく→そうなると、現社員に過重労働させることになる。(労働環境が劣悪化)→すると社員がどんどんやめていく。→仕事が回らないけど、広告にすがる。→緩やかに倒産へと向かう。

こんな悪循環が生まれてしまったんですね。

集客施策の種類はたくさん。それぞれに期間的な特性があるので、そこに注意が必要。

でもリスティング広告は、集客施策のなかでも、群を抜いて効果が出ることは間違いないです。でも、それを何年間もずっと続けようとすることが間違っているんです。

つまり、予算的に余裕のあるとき、広告を出すと集客効果があがる時期、仕事がどんどん舞い込んでもまわせる人材が確保されたとき。などなど。これらの状況と合致してはじめて、集客施策として行うほうが良いんです。

これは、Web広告に限らずに、全ての集客施策に共通することです。つまり、どれも期間的な特性があって、それをもっとも適当な時期に施策として行う。これがベストなんです。

また、集客施策にはいろいろと種類があると思いますが、業種業界によって効果があるかないかの差は、確実にあります。(全部同じ効果が一律で出るなら、みんなその集客施策を選ぼうとしますもんね。)

では以下の項目で、ほんの一部ですが、個人事業主・中小企業さんがとるべき集客施策を「短期」、「中期」、「長期」に分けてオススメの集客施策をご紹介していきたいと思います。

短期視点→Web広告がベター。

短期で即効性のある集客方法といえば、Web広告をおすすめします。なぜなら、チラシのポスティングと違って、サービスや商品に興味があるであろう顧客に、集中的に訴求できるからです。

とくにWeb広告なら、リスティング広告、SNS広告のどちらか、あるいはこの2つを相互に使いこなしていくのが、良い選択かな?って思います。ただ、Web広告は素人が手を出すとほとんど失敗してしまいます。なので、まずは広告業者に「広告出したいんだけど・・・」と無料相談にのってもらって、どのくらいの予算がかかるのか見積もりをとってもらってください。

競争率が低い業種だと、効果が出やすい。

ただ、Web広告の怖いところは、業種によって、効果や広告予算にかなりの差が出てくることです。例えば、Web業界に限ってお話をすると、1ヶ月間、リスティング広告を出すだけで、ものすごい金額が飛んでいきます。なぜなら、広告を出稿している他の企業の数が多い→つまり競合が無茶苦茶多いからです。(もちろん、はじめはお試し感覚で、月3万円くらいから始めることもできますが、競合が高いと、効果はほとんど望めません。)

でも競合が低い業界の場合は、低予算で、即効果を期待できる、そんな可能性もあります。この違いは、なかなか素人の方では分からないと思うので、無料相談にのってくれる広告業者に「自分の業界って競合高い?」と「月いくらかければ効果が出そうか?」その辺を聞いてみるのが良いと思います。

たとえ結果が出ても、広告だけに売上を頼らない。

このことは、予算が少ない企業様にとくにお伝えしておきたいです。

Web広告はあくまでも短期目線です。なので、「Web広告で売上があがった」→「じゃあ今ある余裕分で、他の集客施策も検討してみるか」。こう考えていくのが良いです。なぜなら、企業の体質にズレの無い集客施策を長く続けていくことができるからです。

とはいえ、Web広告を完全にやめるわけではありません。ここでは、あくまでも、広告に頼らないような仕組みをつくるのがポイントです。

もし他の集客施策に投資して、そっちでも売上を確保できるようになった。それならよりたくさんの予算をWeb広告をあててみる。それもありです。

「紹介」も短期で集客効果あり。地域の交流会・セミナーにどんどん参加してください。

実は僕が関わった個人事業主さんって、この「紹介」とか「口コミ」からの集客が圧倒的なんですよね。これを読まれている方のなかにも思い当たる節があることでしょう。

なぜなら、広告とかにわざわざ予算をかけなくても、人間の「足」を使えばすぐに集客できるようになるからです。

さて彼らの共通点は何か。それは積極的に地域や業界のコミュニティーに顔を出しているんです。そこで知り合った人々に名刺とか交換して、「そういえば・・・」と取引が始まっていく。

ネット社会だなんだと騒いでいますが、実は、日本はまだまだ「口コミ・評判社会」なんです、

中期視点→ホームページ集客

中期視点なら、ホームページ集客をおすすめします。なぜなら、半年か1年で効果が出た。というクライアントが、僕の体験のなかでは多いからです。

もちろん、検索順位で上位にランクインするための、対策も必要となってきます。その際、ある程度、時間がかかるものと考えておいてください。

ホームページ集客→ほんの一部、1〜3ヵ月で効果あり。大部分、半年〜1年で効果あり。

結論、1〜3ヵ月で効果がある人は、ほんのひと握りです。もし効果が出た人は、おそらく、なが〜くホームページを持っていて、それを全面リニューアルをかけたタイミングで、一気に検索ランキング1ページ目に踊り出た。(顧客に見られる機会が増えた)ってのがほとんどだと思います。

あるいはセミナーとかイベントとか、対外的にユーザーと会う現場にいき、自社サイトに来てくださいね〜と誘導して、お問い合わせを獲得した。また、大手ポータルサイトに自社サイトのURLを貼って、誘導。そこからお問い合わせを獲得した。それが多いでしょう。

でも大半のホームページは、半年〜一年ほどは全く効果がないと考えて良いです。

ホームページを更新・メンテナンスし続ける。

はっきり言いますが、これをしないホームページからの集客はほとんど望めません。ホームページは作れば、「どんどん集客できるのでは?」と思ってる方がなかにはいると思いますが。

なぜなら、ホームページは更新されないと簡単にいえばGoogleに評価されないからです。逆に頑張ってブログ更新したり、キャンペーンを定期的に告知したり、どんどん発信している企業は集客できる確率は高くなります。

Webマーケティングの知識があれば、集客できる可能性は広がります。

「マーケティング」と聞くと、すごい胡散臭く聞こえますよね。ただすごく噛み砕いていくなら、Webマーケティングで考えることは、「いつ」「誰に」「どこで」「どのタイミングで」「何を使って」を考えていくことです。これを論理的に構築していくことで、ホームページからより売れる仕組みを作り出すことができます。

これを聞いてもすごく曖昧に聞こえるかもしれません。でも専門的なことですし、話すと長くなるので、「Webマーケティングの知識があれば、集客できる可能性は広がる」この点だけ覚えておいてください。

ポスティング集客も中期的な効果あり。

「えっ?ポスティング集客って、短期じゃない?」って思われる方もいるかもしれません。でも、これも実体験なんですが、顧客のなかには、チラシを自宅のタンスやキャビネットに大切に保管して、トラブルがあったり、後々興味が湧いたりした時にお問い合わせする。って流れが結構あるんです。

実際のところ、顧客は自分に必要かも?って思うチラシは残しておく傾向があります。とくにネットの知識がない人(信用していない人)に多いようです。そういう人の情報源は、今あるもの(テレビ、折込チラシ、ポスティングチラシ)に限られてきます。なので、ポスティングも、地方によっては効果が出ます。

また「近所」とか「車で何分」とか「地域何年」とか。そういった「より身近に」感じる情報がものすごく重要です。

長期視点→自社メディア、ブログ集客が良し。

長期的視点に立った時の集客方法は、この2つ定番です。メリットは「低コスト」で「すぐに始められる」こと。

具体的には、有益な情報を発信し続けることで、顧客に興味を持ってもらう。そこに自社が提供しているサービスを紹介して、そこから集客していく。

ただ根気が入ります。

「低コスト」で「すぐに始められる」はすごく魅力的に響きますが、Web広告やホームページに比べ、効果が出るのに時間がかかります。つまり根気が必要。

例えば、毎日ブログをアップしても、基本的に半年近くは、誰にも見られません。それが分かっているのに、ブログを書き続けなければならない。

それに嫌気がさして、大半は、1ヶ月か2ヵ月近くで面倒になって辞めてしまいます。

1年または2年続けるくらいの気持ちがあれば効果は出る。

ただ継続は力なり。根気よくブログを更新し続ければ、半年近くで徐々に顧客に見られるコンテンツになります。

とはいえ、闇雲にブログを書くのではなく、「ある一つのテーマ」に絞って書かなければなりません。

例えば、美容サロンなら、美容系にひもづく内容をとにかく書く。それ以外はある程度、認知度が上がるまでは基本的に書かないほうが良いです。(ここでは専門的なキーワード選定も必要ですが、難しい話になるので割愛します。)

まとめ

今回、ご紹介した期間を分けた集客施策はほんの一部です。長く持続的に成果につなげるためには、どれか一辺倒の集客はになると、いつか支障をきたす可能性もあります。

その部分をしっかりと踏まえて、対策していくのがベストでしょう。

以上になります。

ABOUT ME
たかりょー
30代男。地方の大手Web会社のWebディレクター・Webマーケッター・ブロガー。ビジネスの上流を担当し、常時15案件以上のWeb案件を抱えている。読書は年間100冊ほど。10年間継続中。 集客デザインでは、マーケティングや集客術、ビズネスマンのスキルに必要な情報をメインに発信しています。