こんにちは、編集デザインです。ライター高橋です。
私はWebライターという仕事柄、インタビューでカフェとか、美容室とか、クリニックとかちょくちょくをお伺いする機会が多いです。おそらくですけど、現段階で50店舗くらいの代表とお話してきたと思います。
そのとき、皆さん口々に、「なかなかお客さんが来ないよね〜。」って嘆いていらっしゃいます。
でも、私に言わせれば、お客さんが来ないことは、『しっかりと対策していけば』、どのお店もある程度の集客が見込めるようになります。
この記事で、それを解説していきたいと思います。
お客さんがお店に来ない・・・→ちゃんとした理由があります。
まず最初に、お客さんがお店に来ない理由は、以下の3つではないです。
・大手が強いから
・競合に比べて実力がないから
・立ち上げた時期が悪いから
この理由は悪く言えば、上手くいってないことへの自己弁護とか、こじつけにすぎません。
実はもっと深いところに、根本となる理由があるんです。その点を以下で説明していきます。
理由その1:その商品がいらないから→『良さ』を感じないから。
これって当たり前のことをいっているようで、お客さんが来ないお店すべてに共通していることです。
『いる商品』と『いらない商品』の大きな違いってなんだか分かりますか?それは、お客さんにその商品が『良い』と伝わるか、『良い』と伝わらないかの問題なんですよ。
つまり、お客さんが来ないというのは、ただお店の『良さ』が伝わってないんです。
皆さんはポストに投函されている、チラシほとんど捨てませんか?
原理的にはこれと同じです。ポストに大量に溢れているチラシ。みなさん基本的に捨てますよね。なぜなら、いらないから。
その理由は、これも普通に聞こえるかもしれませんが、そのチラシの良さが相手に伝わっていないからなんです。
では逆に考えてみてください。「あーこのチラシ良さそう」と一瞬でも伝えることができたら、チラシを手元に残しておこうとする確率は増えるはずですよね。
理由その2:『なぜ』あなたのお店を選ぶべきか分からないから。
この強調した「なぜ」の部分が大切なんです。これを言い換えるなら、『あなたの商品を選ぶ理由がない』ということです。
繁盛しているお店は基本的に、お客さんの「なぜ?」に答えています。
例えば、リピーターの多い美容サロンなら、こんな理由で再来店しています。
この人しかいない!という専属のスタイリストがいる『から』
髪の毛の悩み事に親身に答えてくれるスタッフがいる『から』
実はこの『から』のつく部分が、お客さんのなぜ?に対する答えや理由になっています。
ライバル店との違い、みなさんは把握していますか?
ライバル店を把握しておくのは、すごく大切です。
先ほどの美容サロンの話なら、近所のサロン、隣町のサロン、県内のサロン・・・これらすべてがライバル店となりますよね。
ここで一つ皆さんに質問します。ライバル店がどんな特徴を持っているか、なぜ選ばれているのか、しっかりと把握できていますか?
お店にお客さんが来ない理由は、『他のお店にお客さんが流れている』これが常識的です。
なので、ライバル店の情報を知っておくことは必須。現状の他社状況を把握できていない方は、それを調査することからスタートしてみてください。
理由その3:「リスク」に答えていないから。
アメリカの神経学者アントニオダマシオは、『意識と自己』という著書で「脳科学的に、人間はリスキーな行動を回避する傾向がある」と書いてます。(表現は私なりに噛み砕いています)
この主張を応用してみてください。
お客さんが知らないお店に行こうと決断した場合、ある程度の「リスク」を覚悟して行動しているということになりますよね。
つまり、選ばれないお店は、「リスクを犯してまで行きたい!」そんなふうに思われていない。だから選ばれていないのです。
お店にきてもらえないリスクは何か?そこを捉えて、改善することで、選ばれるお店になるはずです。
お客さんがお店に来ない←解決方法あります。
これまではお客さんがお店に来ない理由をお伝えしてきました。
以下に具体的な解決策を2つお伝えしますので、参考にしてみてください。
解決その1:良さは「自分で作る」ことが基本。
実は「良さ」のないお店は、良さを発掘できていないだけです。つまり皆さんが積極的に作り出していけば良いんです。
どの会社も、経営を続けている以上、何かしらの「良さ」は眠っているはずです。一度、これまでの歴史や、お客さんとの関係性を振り返り、改めて自社にしかない強みを作ってみましょう。
なお具体的方法は他の記事で紹介しているので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
以下に紹介する解決方法も、実践的なものになので、ぜひ活用してみてください。
解決その2:なぜは「口コミサイト」から引き出す。
これはある意味裏技です。具体的には、口コミサイトのなかでも、『自社と似ている人気店』の生の声を拾うとより効果的です。
ネットの声は、実店舗での書面アンケート以上に、生々しいユーザーの感想なので、かなり役立ちます。
つまり、現状の自社状況と、人気の高い他社とを、比較できるわけなので、それによって業務改善への発見を得ることもできます。
美容サロンを例にとって考えてみましょう。
「美容サロン 人気店 口コミ」とこんな感じのページが検索結果として出てきます。②のうちのどれかを押すと、、、
これが出てきます。今回は、美容室スタジオフツーロ バイ ビーヘアー【プルエクステ旗艦店】さんの口コミを参考にしております。
「店長が話しやすい人で相談しやすかった」
「2回目だったのですが、美容師さんの対応もよく手際も良かったです。エクステの種類も他にはない結び目が小さくてあんまりついてる感じもしないので気に入っています!
という口コミが活かせそうですね。やはり「相談しやすさ」「対応の良さ」は第一。さらに、技術的な部分がプラスαになってくる。こんな発見があります。
これはほんの一部です。口コミはネットに大量に存在しているので、そこからお客さんの「生の声」をピックアップし、自社でも応用できそうな「選ばれる理由」を培うのが良いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、お客さんがお店に来ない理由をお伝えしました。最後に、その解決もお伝えしました。
こちらの記事をぜひ参考にして、集客に繋げていただければと思います。